毎年の健康診断、ただ漠然と受けてませんか?
帰ってきた診断結果、総合所見だけ見て何もなければそのままですよね?
何かの数値が高かったり、低かったり同僚と見比べたりして一喜一憂。
当然だと思います。
「この数値が高いからなに?」なんですよね?
そこでこのページでは診断結果の・・・
「この項目ってそもそも何よ?」
「この数値が高いから・低いからなんなの?」
「で、いったいどうなるちゅーの?」

といった、皆さんの疑問を解消します。詳しく知りたい項目をクリックしてください。30歳をすぎたらカラダにもっと関心を持ちましょう。

             
基準値 最高血圧:140mmHg以下  最小血圧:90mmHg以下
これ何? 心臓が血液を送り出すために収縮した時を最高血圧といい、心臓が拡張して血液で満たされたとき、血管内の血液量が最小となるため最小血圧という。
高い・低いからなんなの? 値が高い場合
動脈硬化を起こしやすい
値が低い場合
めまい、だるい、頭が重い、手足の冷え、など
放置してるとどうなるの? 高血圧は動脈硬化になりやすく、結果的に血管を詰まらせ、狭心症や脳梗塞の原因になります。
         赤血球数 (RBC:Red blood cell)
基準値 男性:430~570m㎥
女性:380~500m㎥
これ何? 赤血球とは直径約7~8μmの円盤状で、中心付近が薄くなっている細胞質だけの細胞。
その細胞が静脈血1μℓ中に赤血球がいくつあるかを、数えた数。
                                             
             (HB:ヘモグロビン量)
基準値 男性:13.5~17.5g/dl
女性:11.5~15.0g/dl
これ何? 赤血球内に含まれる血色素の量で、血液1dl中の質量(g)で表す。
このヘモグロビンによって肺で受け取った酸素を体内に供給し、体内で発生した炭酸ガスを肺で放出するガス交換を行っている。
                                        
            ヘマトクリット値
基準値 男性:39.7~52.4%
女性:34.8~45.0%
コレ何? 血液中に含まれる赤血球がどれだけ占めているかの容積率(%)
                                    
赤血球数
血色素量
ヘマトクリット
が、
高い・低いからなんなの?
数値が高い場合の身体症状
  ・頭痛、のぼせ、耳鳴り、めまい、鼻血
  ・肝腫大、脾腫大の可能性
  ・出欠傾向     など

数値が低い場合の身体症状
  ・動悸、息切れ
  ・めまい、たちくらみ、頭痛
放置してたらどうなるの? 他の臓器と違って、値の高い・低いはすでに身体に異常がある場合に起こりますので、至急に精密検査を受けましょう。
         白血球数(WBC:White Blood Cell)
基準値 3300~9000m㎥(成人)
これ何? 侵入してきた外敵から体を守るために体中を監視、外敵への攻撃をしています。
高い・低いからなんなの? 値が高い場合
  ・各種感染症にかかっている時
  ・血液疾患(白血病)
  ・アレルギー疾患
  ・風邪でも数値は高くなります

値が低い場合
  ・薬剤使用時、放射線治療
  ・重篤な感染症
  ・再生不良性貧血
  ・悪性リンパ腫
放置してるとどうなるの? いわゆる抵抗力の素です。風邪などでもすぐ数を増やして体への侵入、攻撃を阻止します。そのため、基準値内に収まらないことがしばしばあります。
問題は基準値外が長く続いているときです。そのときは体の異常部位と戦っている可能性がありますので精密検査をお勧めします。
           白血球数(総コレステロール)
基準値 130~220mg/dl
これ何? 皆さん、ご存知のコレステロールです。血液中のコレステロールは、脂肪酸と結合していない遊離型コレステロール(30%)と脂肪酸と結合した状態であるコレステロール(70%)の2種類があり、これを総じて総コレステロールと言う。
加齢とともに増加。男性は40歳代で増加。女性は更年期に増加。
総コレステロールは動脈硬化の進展に重要な影響を及ぼすため、日常の食事療法、アルコールの制限、禁煙、血圧の管理が大切である。
また、動脈硬化の診断にはHDL-コレステロール、トリグリセリド(TG)との関連が重要である。
高い・低いからなんなの? 値が高い場合
・ネフローゼ症候群(腎臓)、甲状腺機能低下症、肝炎、などが疑われます

値が低い場合
・甲状腺機能亢進症、劇症肝炎、肝硬変などが疑われます
放置してるとどうなるの? コレステロール体内に広く分布し、細胞膜の構成、また、ホルモンの原料として人体にはかかせない重要な機能をもちます。
しかしコレステロールが多くなりすぎると血液の脂肪分が増え(高脂血症)血管を狭くしたり、もろくします。そして、自覚症状のないままに動脈硬化が進行し、脳卒中や狭心症、心筋梗塞などを引き起こす危険因子になります。
          白血球数(HDL-コレステロール)
基準値 男性:37~50mg/dl
女性:41~66mg/dl
これ何? HDL-コレステロールは血管壁に付着する余分なコレステロールを取り除いて肝臓へ運ぶ作用があり、俗に善玉コレステロールと呼ばれています。
HDL-コレステロールの低値は動脈硬化を示唆しています。
高い・低いからなんなの? 値が高い場合
  ・コレステロールエステル転送蛋白欠損症
  ・原発性胆汁性肝硬変
  ・薬物投与

値が低い場合
  ・動脈硬化症(虚血性心疾患、脳梗塞など)
  ・肝疾患(肝炎、肝硬変、脂肪肝)
  ・糖尿病、肥満など
放置してるとどうなるの? 主に値が低い場合に問題になる(動脈硬化)。
動脈硬化は血管を詰まらせる原因になるため、結果的に上記のような血管が詰まって起こる症状(虚血性心疾患、脳梗塞)を引き起こす可能性が高くなる。
         白血球数(TG:トリグリセリド)
基準値 30~150mg/dl
これ何? 食事によって摂取される脂肪のほとんどを占め、エネルギー源として使われ、余分なものは脂肪組織や肝臓に貯蓄される。
高い・低いからなんなの? 値が高い場合
  ・糖尿病、肥満症、閉塞性黄疸など

値が低い場合
  ・肝硬変、慢性肝炎、肝不全など
放置してるとどうなるの? コレステロール同様、血中の中性脂肪が多すぎると血管壁に張り付き動脈硬化を起こす原因になる。
          白血球数 
基準値 定性(-)もしくは150(mg/日)以下
これ何? 尿蛋白とは、血中の蛋白質が尿として排泄されるものだが、健常者でもわずかながら(1日尿で150mg以下)尿中に排泄されており、通常は30mg/dl以上で蛋白尿と呼ばれる。
高い・低いからなんなの? 値が高い(陽性)場合
・陽性反応が出たからといってどの症状があるとは、この検査だけでは判断できない。
主に尿路系の症状の場合に現れるが、心不全や悪性腫瘍などでも高値または陽性となる。
放置してるとどうなるの? 原因となる病状あって出始める現象なので、陽性と診断されたら尿路系もしくは、全身疾患の病気を疑うべき。
           白血球数
基準値 定性(-)もしくは、1日130mg以下
これ何? 尿中の糖は、ほとんどがブドウ糖であり、健常者でも尿中にごく微量(1日30mg以下)が排出されている。
血液中の糖は腎臓で濾過されるが、血液中の糖の濃度が高くなると尿中に糖が排出される。
高い・低いからなんなの? ○尿糖とともに血糖値も高い場合
  ・糖尿病
  ・慢性膵炎
  ・ステロイド投与(薬)など

○尿糖は高いが血糖値は正常の場合
  ・腎障害
  ・妊娠
  ・薬物中毒など
放置してるとどうなるの? 血糖値が正常域にもかかわらず尿糖が陽性の場合は、腎の糖排泄閾値が低い状態であり、これを腎性糖尿とよんでいる。この場合、糖尿病との識別が必要となる。
          白血球数
基準値 陰性(-)
これ何? 尿中に含まれた、微量の血液(赤血球、ヘモグロビン)のこと。試験紙によって検出される。
高い・低いからなんなの? 陽性の場合
腎・尿路系の炎症:膀胱炎、尿道炎
腎・尿路系の腫瘍:腎がん、膀胱がん
尿路結石
など
放置してるとどうなるの? 病気が発症してから出血するため、尿潜血が陽性の場合は尿路系の炎症・腫瘍・結石などを疑った方が良い(男性)。
女性の場合、生理中の検査では判定不可能。
            白血球数
基準値 男性:3.0~7.7mg/dl  女性:2.5~5.5mg/dl
これ何? 尿酸生成の母体となるプリン体(塩基)は、食物の摂取や蛋白質の崩壊から得られ、肝臓、骨髄、筋肉で尿酸が生成される。
最近では、筋肉の疲労物質としてテレビ等で紹介されている。
高い・低いからなんなの? 値が高い場合
○尿酸過剰産生
白血病、多発性骨髄腫、アルコール多飲、痛風、糖尿病など
○尿酸排泄低下
急性・慢性腎炎、尿路閉鎖、アルコール中毒、肥満など

値が低い場合
○尿酸産生低下
○排泄亢進
放置してるとどうなるの? 高い値が出た時点で、上記の症状発症していることが想定される。尿酸値が高めの人は、総カロリーを制限する、プリン体の多い食品(レバー、ベーコン、牛肉など)は避ける、ビールの多飲を避ける、水分を多く摂取する等を心がける。
         白血球数(GOT)白血球数(GPT)
基準値 AST:8~33IU/L   ALT:4~45IU/L
これ何? 以前はGOT,GPTという呼び名で扱われていたが、最近では国際酵素学会がAST、ALTと呼ぶことを推奨している。
アミノ酸を変化(触媒)する酵素のこと。
ASTは肝細胞のほか、心筋、骨格筋などにも存在するため、肝疾患以外でも上昇するが、ALTは肝、腎のみにしか存在しないため、他臓器では異常値は示さない。
高い・低いからなんなの?
AST,ALTとも異常値は高値である
      AST       ALT
 高度 劇症肝炎、中毒症(薬剤性)肝炎、心筋梗塞 劇症肝炎、中毒症(薬剤性)肝炎
 中度 急性・慢性肝炎、肝がん、アルコール性肝炎 急性・慢性肝炎
 軽度 慢性肝炎、肝硬変、肝がん、アルコール性肝障害など 脂肪肝、慢性肝炎、肝硬変アルコール性肝障害
放置してるとどうなるの? 肝臓は上記の病気以外にもアルコールを飲んだ翌日や風邪等で薬を服用した場合でも高い値がでる。この場合は前述の行動を控えれば基準値内に戻ってくるが、過度のアルコール・薬剤の摂取を続けると上記の病状が発生してくる可能性があるので注意すること。
また、アルコール・薬剤の摂取をしていないにもかかわらず、高い数値が出る場合は直ちに医師に相談しましょう。
     白血球数(γーグルタミルトランスペプチターゼ)
基準値 男性:8~50IU/L    女性:6~30IU/L
これ何? アミノ酸やペプチドなどに転移させる作用をもつ転移酵素。
γーGTPの体内分布は、腎>膵>肝(30:20:10)の順に多く、血清、尿や血球にも存在する。
高い・低いからなんなの? 高度上昇
胆汁うっ滞型肝障害、薬剤性肝障害
中度上昇
アルコール性肝炎、慢性肝炎、肝硬変
軽度上昇
急性肝炎、肝がん
放置してるとどうなるの? AST,ALT同様にアルコール・薬剤摂取なしに上昇している場合は医師に相談すること。
また、肝がん自身がγーGTPを生産することもある。
          白血球数(BS,GLU)
基準値 60~110mg・dl(空腹時)
これ何? 血糖とは、血中に存在する糖質のことで、通常血液中ではブドウ糖(グルコース)が主成分を占め、ごくわずかに果糖(フルクトース)、ガラクトースなどが含まれる。
高い・低いからなんなの? 値が高い場合
糖尿病
甲状腺機能亢進症
膵内分泌腫瘍
慢性肝炎、肝硬変
肥満

値が低い場合
甲状腺機能低下症
膵内分泌腫瘍
腎性糖尿
放置してるとどうなるの? 血糖値は食事後、ストレス、ホルモンの異常分泌でも上昇する。検査時の食事状況などに注意した結果、数値に異常が認められる場合は、医師に相談しましょう。
      白血球数(B型肝炎:HBV)
基準値 HBs坑原、HBs抗体ともに陰性(-)
これ何? B型肝炎は、輸血や性行為などで感染し、体内に侵入したウイルスは、肝臓の細胞内で増殖する。ただし現在では輸血用の血液はスクリーニング検査が行われているので、輸血で感染する心配はほとんどない。
輸血や性行為による一過性の感染は、慢性化することはなく、現在ではB型肝炎の予防法としてワクチンが開発されており、感染の機会の多い医療従事者やキャリアのいる家族などで行われている
陽性の場合の体の変化 全身倦怠、食欲不振、横疸、発熱、精神活動の低下など
放置してるとどうなるの? ウイルスに感染しているものの発病していない無症候性キャリアとよばれる健康な状態がある。約10%が肝炎を発症し、慢性化すると肝硬変、ついには肝癌に進展する。まれに劇症肝炎を起こすことがある。
        白血球数(C型肝炎:HCV)
基準値 HCV抗体定性:陰性
これ何? C型肝炎ウィルスはB型同様、血液を感染経路として発症します。
陽性の場合の体の変化 全身倦怠、食欲不振、横疸、発熱、精神活動の低下など
放置してるとどうなるの? 感染の30%が一過性感染で治癒する。70%が持続感染となり10年~20年かけて確実に進行する。
B型肝炎の5倍の確率で癌が発症する。
現在のところ、有効な治療薬はインターフェロンだけだが、ウィルス量を減らすのが目的であり、完全な治癒に至らない場合がある。
          白血球数
基準値 所見:異常なし
これ何? レントゲン検査です。病院での胸部レントゲン検査は35×35cmのレントゲンフィルムを使いますが、検診バスなどでの胸部レントゲン検査では10×10cmのフィルムを使うことが多い。
日本では結核が大流行し、多数の死者をだしたため、胸部レントゲンに対しておも入れが強い。
近々、現代日本人の健康状態の良さから、健康診断での胸部レントゲン写真の義務付けを40歳以上とする案が出ている。
何が分かる? 今現在、咳など呼吸器系の症状があった場合に有効。
診断をする上で、ファーストチョイス的な検査。
異常陰影があったら? 胸部レントゲンは症状を初期の段階で発見したり、病気の特定に役立ったりする。胸部レントゲンで異常が見つかった場合は、より細かく見るために、CTやMRIに進むケースが一般的。
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胸部レントゲン

胸部レントゲン

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